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美肌再生医療って実際どうなの?メリットとデメリットを紹介!

本記事では、いま美容業界から注目を集めている美肌の再生医療について解説します。治療で得られる効果や費用、メリットやデメリットについてもご紹介します。若い肌を保ちたいという人はぜひ参考にしてみてください。

目次

美肌の再生とは?

そもそも、美肌を再生させるにはどのような方法があるのでしょうか。美肌を再生させる方法と効果、価格の相場についてご紹介します。美肌再生医療の基礎について押さえておきましょう。

美容業界が大注目の美肌再生医療

美肌の再生医療とは、手術や脂肪、異物などの注入を一切行わず、自身の肌細胞を培養して移植する治療のことです。いま美容業界では、肌の再生医療が注目を浴びています。

普段生活をしていると、ストレスや紫外線などでわたしたちの肌細胞はダメージを受けています。また、年齢を重ねると肌の機能も衰え、肌細胞の数が減ってきます。肌細胞が衰弱してくると、美肌に必要な要素が作り出せなくなり、シワやたるみの原因となります。

わたしたちの体には本来、肌を美しく保つ自然治癒力と、外的刺激から肌を守る力が備わっています。肌の再生医療では、その元々持っている力を活性化させて、若い頃のハリと弾力、潤いを取り戻し、美肌を持続させます。

美肌の再生医療で得られる効果

肌の再生医療で得られる効果は、主に次の3点です。

  • 肌の老化による症状を改善する
  • 肌の老化の予防や進行の抑制する
  • 美肌を持続させる

美肌の再生医療では、肌の幹細胞を増やすことで美肌成分をつくる働きを活性化させます。新しい細胞が体に定着するまで約半年〜1年かかりますが、定着すると徐々に効果が現れ始め、肌トラブルが改善されて美肌効果が実感できます。

さらに、細胞が活動し続けている間は肌の老化の進行を遅らせる効果があります。美肌には欠かせないコラーゲン・ヒアルロン酸・タンパク質などが正常につくられるので、肌に潤いや弾力を保ちながら美肌の状態をキープすることができます。

価格・相場

美肌再生医療にかかる費用の相場は、約150万円程度です。

内訳の内容は、次のようになります。

治療料金(初回)税込価格
初診料¥5,500
血液検査料¥11,000
皮膚採取・細胞摘出料(60cc)¥423,500
施術技術料(2回分)¥220,000
細胞移植料(2回分)¥880,000
合計¥1,540,000

内訳はあくまで例ですが、どのクリニックもだいたい150万円前後はかかる見込みです。特に、培養した細胞を肌に移植する際の技術料にもっとも費用がかかります。

肌の再生医療は、約2ヶ月〜3ヶ月かけて最低3回、通常4〜5回の通院が必要となります。3回目以降の料金は、移植する細胞の多さによって料金が変動します。1ccあたり約10万円が相場です。 どれくらい細胞を移植すべきか事前に細かく相談しておきましょう。

美肌再生のメリット・デメリット

美肌再生とは何かを押さえたうえで、美肌再生のメリットとデメリットについてご紹介します。再生医療に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

メリット

美肌の再生医療のメリットについては、次のような点が挙げられます。

美肌再生医療は半永久的に効果があり、一時的な治療ではない

美肌の再生医療では、移植した肌細胞が活発に活動することで、内側から美肌成分が生成されます。そのため、一時的な治療ではなく、時間が経つにつれて生き生きした肌が戻ってくる感覚を得ることができます。

副作用のリスクが低い

また、美肌の再生医療では、副作用のリスクが低いのもメリットのひとつです。美肌再生医療では、自分自身の肌細胞を使用して行う療法のため、拒絶反応などがなく、副作用のリスクがとても低いのが特徴です。

治療の年齢制限がない

美肌の再生医療は何歳になっても受けることができます。シワやたるみのような代表的な肌老化現象は肌細胞の減少が原因です。美肌再生医療は肌細胞を移植して増やすので、70歳を超えた人であっても効果を得られます。

デメリット

一方で、美肌再生医療には、以下のようなデメリットがあります。

ダウンタイムがある

美肌の再生医療では、施術時に赤みや内出血が発生する可能性があります。なぜなら、美肌の再生医療は注射針を使って肌細胞を移植するためです。ただし、表面麻酔をしてから施術を行うので、痛みはありません。

効果を感じるまでには個人差がある

美肌の再生医療は、効果を実感するまでの期間に個人差があります。肌細胞を移植してもすぐに効果が出るわけではなく、細胞の働きが活性化するのに伴って徐々に肌質が改善していきます。そのため、3ヶ月で効果を感じる人もいれば、半年かかる人もいます。

費用が高額

美肌の再生医療を受けるには、多額の費用がかかります。これは、細胞を培養する技術や、移植する技術にどうしてもコストがかかるためです。そのため、医療を始めるには、ややハードルが高いといえます。

市販のものじゃダメなのか

施術の方法と流れ

美肌再生医療のメリットとデメリットについて確認できたところで、施術の方法と流れをご紹介します。また、副作用と危険性、効果の持続期間についても解説します。具体的にイメージを広げていきましょう。

カウンセリング

美肌の再生医療を行う前に、まずは医師とカウンセリングを行います。問診票に記入しながら、自分の肌についてどのような悩みを抱えているのかを相談しましょう。また、美肌再生医療の説明を受けながら、治療内容を医師と確認し、不安な点や気になる点は事前に共有しておくように心がけましょう。

血液検査

カウンセリングが終了したら、次に血液検査を行います。血液検査を行うことで感染症の有無を調べるのが目的です。検査ではTPHA(梅毒)、 HBs抗原(B型肝炎)、 HCV(C型肝炎)、HIV(エイズ)、 HTLV-1(ヒト白血病ウィルス)の5項目を調べます。

皮膚採取と採血

血液検査で正常な値が出た後は、美肌再生医療で使用する細胞を採取します。採取する場所は耳の裏で、大きさは米粒程度です。耳の裏は、紫外線の影響が少なく、肌細胞が若いため、肌組織を回復するのに適しています。また、取り出した細胞を培養するための血液も同時に採取します。

細胞移植

肌細胞の培養が完了したら、希望する部位に肌細胞を移植していきます。1回目の施術後、1週間〜3週間以内に2回目の施術を受けます。再生医療の直後は、腫れや赤みが生じる可能性がありますが、1〜3日ほどで治るでしょう。

治療後検診

美肌再生医療を受けたあとは、肌状態を確認するために、定期的に検診を受けましょう。術後3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月といった周期で検診を受けるのがおすすめです。また、1年〜2年ごとに継続したケアを受けると、より効果的です。

副作用と危険性

美肌の再生医療は、自然な方法で行う治療なので、副作用や危険を伴うリスクが極めて低いのが特徴です。細胞同士の有機的なネットワークや細胞による自然な回復力だけによる治療であり、肌を痛めつけることもありません。

ただし、リスクがないわけではありません。例えば、注射針を刺したところから出血したり、針先から菌が入ってしまったりすることもあります。しかし、移植する幹細胞は免疫能力とも関連性があり、感染症のリスクはやはり低いといえます。

また、移植した細胞が悪さをして、癌などの病気を誘発するというようなリスクも考えられますが、現時点においては、少なくとも何十年か基礎研究として調べられている範囲でも、実際に臨床の現場で扱っている範囲でも、後に残るリスクや命に関わるようなリスクは「無い」とされています

効果の持続は2〜3年程度

美肌再生医療の効果持続期間はおよそ2〜3年程度です。美肌の再生医療は、根本治療なので、移植した細胞は、施術後も美肌に有効な成分を分泌し続けます。そのため、時間をかけて徐々に肌は若返っていきます。

一方で、移植によって再生した肌も徐々に老化していきます。そのため、老化を予防するためには、1年〜1年半ごとにメンテナンス、つまり追加移植を受けるのがおすすめです。そのため、はじめに肌細胞を保管していれば、いつでも細胞を取り出して移植することができますよ。

どんな人におすすめ?

美肌再生医療の流れをつかんだうえで、再生医療がどんな人におすすめなのかをご紹介します。自分の肌に悩みを抱えている人は、次の項目に当てはまる悩みを抱えていないかチェックしてみてください。

肌のハリを戻したい

まず、美肌の再生医療は肌のハリを取り戻したい人におすすめです。若い肌細胞を移植することで、老化した肌にコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン等を生成する力とコントロールする機能が戻ります。そのため、肌のハリやシワの改善に繋がり、老化の進行を抑える働きもプラスされます。

つまり、老化症状を直接治すのではなく、老化症状が起こる前の肌に戻すのが本来の目的です。このように肌細胞を増やして肌の状態を改善するのは、美肌再生医療だけです。

気になるシミやホクロを落としたい

美肌の再生医療は、シミやホクロにも効果があります。ただし、シミやホクロを完全に取り除きたいのであれば、レーザーを当ててシミやホクロの原因であるメラニン細胞とその周辺の表皮細胞を焼くしか方法はありません。

美肌再生医療では、低下した肌のターンオーバーを正常に戻し、メラニン色素が溜まりにくくなるため、シミやホクロが薄くなることが多いのです。

火傷の跡をなくしたい

ヤケドの跡をなくしたい人にとっても、美肌の再生医療は有効です。皮膚に深いヤケドを負ってしまった場合、自然治癒は難しく、手術を受けなければなりません。また、これまでに行われてきた殖皮手術では、移植する皮膚が不足してしまい、広い範囲のヤケドを治療することは難しい状況でした。

これに対して、美肌再生医療は取り出した自身の細胞を培養して増やすことができるので、体表面積の30%を負傷した人であっても、治療を行うことができ、肌の改善が望めます

まとめ

今回の記事では、美肌の再生医療から得られる効果や施術の流れ、また施術を受けるメリットやデメリットなどを解説しました。様々な肌の悩みに対して根本から治療することができる美肌の再生医療は、今後ますます美容業界の注目を集めるでしょう

治療にかかる費用が高い分、少しハードルが高いですが、高額な費用に見合う効果を得られるのもまた再生医療の魅力です。肌に悩みを抱える人や、若さを取り戻したい人は、この機会にぜひ美肌の再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。

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