絵本を届ける旅、はじまる

絵本『ごちそう』のクラウドファンディングのリターン発送が、ようやくひと段落しました。

支援してくださった方のお手元に本が届いて、ほっとひと息。……と思いきや、ここからが本番です。
クラウドファンディングのときに「子どもたちの施設に寄贈していきます」とお伝えしていた、あの約束を果たしていく段階に入りました。

目次

まずは地元から、ちょっとずつ

まずは地元・吉野川市内の小学校、それからお隣の市の小学校、児童館、児童クラブや学童保育。そういったところに、少しずつお配りしていってます。

どこに行っても、みなさん喜んで受け取ってくださって、僕のほうが嬉しくなってしまいました。
自分で作ったものを地域の子どもたちに渡せるというのは嬉しいことです。

母校の玄関は、20年前のままだった

そんな中で今日、自分の母校の小学校に絵本を持っていきました。

どの学校に行っても嬉しい気持ちはあるし、じんとくるものはありますが、やっぱり母校は特別でしたね!

僕が卒業してからもう20年になるんですが、当然ながら働かれている先生方は自分たちの頃の先生でもなく。体育館も建て替わって遊具も撤去されたりして。

20年の間に変わった部分もあるんですが、児童玄関や教室はあの頃のままです。

児童数は減ってきてますが、今でもそこに通う子どもたちがいて、そんな場所に自分が作った物語が存在してるってことを考えると、なんだかグッとくるものがありました!

ぜひたくさんの子どもたちに読んでもらいたいです😊

「どうしてこの絵本を作ったんですか」

今朝、徳島新聞の記者の方が取材に来てくださいました。

「絵本が完成したら取材させてください」と言ってくださっていて、今日取材をしてもらえることになりました。ありがたい話です。

取材のたびに聞かれるのは、「どうしてこの絵本を作ったのか」ということ。
絵本が完成して配ったり、販売したりしていると、忘れがちになってしまうんですが、どうして絵本を作ったのかを人に話すたびに、自分の中で再認識される感じがあります。

みんなで食べるご飯っておいしいね

これはもともと、おにぎり教室や出前授業で伝えてきたことで、お米っておいしいよね!みんなでおにぎりにして食べると楽しいよね!というメッセージを絵本にしたものです。

こういった食育活動をしていくなかで、その想いが子どもたちに伝わったとして、それはその時限りの一時的な感情かもしれません。別にそれでもいいのですが、もう少し長く、食事を共にする温かさみたいなのを心の隅っこに残しておけたらなーと思い、絵本という形にしてみることにしました。

出版のためにクラウドファンディングをさせてもらったら、そこに共感してくださる方がたくさんいてびっくり。
だったらもう、これは「みんなで作る絵本」にしてしまおうと思いました。

みんなで作った絵本だからこそ、子どもたちのところに届けていこうって感じです。この温かさが、絵本を通してたくさんの子どもたちに伝わればいい。そう思って、今こうして配っています。

残り200冊、お届け先を探しています

当初、僕が思い描いていたよりもずっとたくさんの方が共感して、支援してくださいました。そのおかげで、お届けできる冊数もぐんと増えたんです。

この絵本は、300冊を子どもたちに無償で提供する。それが今の目標です。

ただ、僕の繋がりにも限界があり、関わりのある児童館、学校、児童クラブ、子ども食堂さんなど、ひと通りリストアップしてみたんですけど、それでも今のところ100冊ほど。

つまり、あと200冊。

お届けする役割と責任があって、今まさにその届け先を探している段階です。

「うちで受け取ってもいいよ」「寄贈してもらえるなら嬉しい」という施設や団体さんがいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただけたら嬉しいです。

新聞の記事にも、この募集のことを載せてもらうつもりでいます。徳島県はまだまだ新聞購読者が多くて、特に中高年世代の方によく読まれているので。そこから声をかけてくださる方が出てきたら、ありがたいなと期待しているところです。

押し付けかもしれない。それでも届けたい

正直に言うと、「絵本を作ったんでもらってください」と持っていくのって、押し付けがましいかな、と思う瞬間がなくはないです。

でも、これは僕だけのものじゃなくて、みなさんからいただいた善意なんです。
だったら、届けるのが僕の役割だなと思っているわけです。

夏休みが明けて、子どもたちが学校に来たときに、『ごちそう』が置いてある。「何これ、おにぎりの絵本や」「猫おる、かわいい」

何でもいいんで手に取ってくれる機会になれば、それで嬉しいですし、子どもたちが読む何十冊、何百冊の絵本のうちの一冊になれたらと思います。

絵本の後ろのページには支援してくださった方のお名前がずらっと載っています。支援者さんのほかにも応援し続けてくれた人、完成して早速買ってくれた人。そういう方々のおかげで今の活動があるので、その感謝を忘れずに続けていきたいですね。

オーストラリアに旅立つまでに

あと2ヶ月ほどで、オーストラリアに旅立ちます。「また行くん?」と言われるんですけど、年齢的にこれが本当に最後のチャンスなんですよね。9月末の出発なので、残りはほぼ丸々2ヶ月。

理想を言えば、旅立つまでに300冊を届け切りたい。

もし間に合わなかったら、そのときは帰ってきてから続きをやります。1年ほどで戻ってくると思うので、気長にお付き合いいただけたら嬉しいです。

ちなみに、9月は小学校での授業がたくさん入っています。例年は3校ほどだったのが、今年は7〜8校。これまでの2倍3倍の数の学校に行かせてもらえることになりました。本当にありがたい機会です。

暑さもあって、おにぎりの販売はしばらく控えめにしています。傷みやすい季節ですし。その分空いた時間を、絵本のことに使っている、という感じです。

8月は出店が3回。涼しい場所でおにぎりと絵本、どちらも販売しますので、よかったら遊びに来てください。


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