寝ずに握った朝、それでも東新町へ向かう理由

眠かったです。本当に眠かった。

前日も出店があって、それが終わってから仕込みをして、おにぎりを握って、気づいたら朝になっていました。
まじで今日は自分でも命削ったと思ってます。笑

今日は東新町『Kupu marche(クプマルシェ)』
1年半ぶりの出店です。

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東新町は、僕の原点

東新町も僕にとって特別な場所です(何個あんねん)

出店を始めたばかりの2022年、まだ右も左もわからないころ、初めて誘ってもらったマルシェがこの一帯でした。オペレーションも慣れていない、作れる数も少ない。そんな時期に初めて立った場所です。

あれからもうすぐ4年になります。

徳島駅前を中心に、月に1回、最後の日曜日に行われるマルシェ。徳島県外の方には伝わりにくいかもしれませんが、東新町一帯にはいくつものマルシェが連なっていて、この日だけの賑わいがあります。都会のマルシェには敵わないかもしれないですが、規模の問題ではなく、徳島県が積み重ねてきた時間がそこにはあります。

当時から来てくださっていたお客さんが、今も顔を見せてくれます。(ほんとうにありがとう)

4年前、たまたま隣のブースでコーヒーを淹れていた人と、今でも仲良くしています。おにぎりもよく買いに来てくださってて。出店を始めたばかりのあの頃、隣のブースで少し話しかけてもらっただけの縁が、こんなふうに続いていくとは思っていませんでした。どの出会いがどこへ繋がっていくか、本当にわからないものです。

今日は久しぶりの顔に会えるかもしれない。初めて話す人と、何か始まるかもしれない。
そう思うだけで、眠い体に少し力が入りました。


「ちょうどいい量」は、永遠にわからない

イベント出店でいつも頭を悩ませることがあります。

何個握るか、です。

多すぎれば売れ残ります。少なすぎれば「欲しかったのに」という言葉をもらいます。どちらも辛いけれど、特に後者は胸に刺さります。届けたかった人に、届かなかったということだから。

始めたての頃、行列ができたことがあります。嬉しい気持ちより先に「やめてくれ」という焦りが来ました。数が追いつかない、すぐ売り切れる、後から来た人が買えない。あの感覚は今でも忘れていません。

徳島の県民性として、新しいもの好きで飽きっぽい、という話をよく聞きます。徳島に初めてサイゼリヤが入った時は何時間待ちもの行列ができました。そういう熱が、出店したての自分にも向いていたのかも。

「ちょうどいい量」って今でも全然計算できなくて、イベントによって変わるのはもちろん、同じイベントでも天気や、他の出店者さんとの組み合わせ、季節などが違えば、売れ行きは変わります。

経験を積んでも、こればっかりはいつも当日になってみないとわかりません。

気づけばいつからか、「早めに売り切れるくらいでいい」と自分に言い聞かせていました。廃棄が怖くて、廃棄にしたくなくて、守りに入っていました。っていうのも自分に対する言い訳なのかもしれませんが。

みんなに食べてほしいという気持ちと、売れ残ってしまうことへの恐怖。
その間でずっと揺れながら、毎回イベントに向かっています。


しかーし!!今日は、攻めました

パンパカパーン!!

ゴジカル(四国放送のテレビ番組)に出演させてもらってから、「東新町行くな」とコメントをくれる方がいたり、近所に住む友人も来ると言ってくれました。なんか胸がザワザワする。もしかしたらいっぱいきてくれるんじゃないか?

だから今日は新たなサイゼリヤになるべく、寝る間を惜しんで握りました。

これでめちゃくちゃ売れ残ったら笑うしかないですね笑
その時は誰かに指差して笑ってもらいます。

おにぎりを売ることは、いつもこういう綱渡りです。多くても少なくてもいけない。
誰にも保証できないその間を、毎回歩いています。


常連さんも、初めてのお客さんも、どちらも大切

イベント出店の楽しみは、おにぎりを売ることだけではなく、そこで生まれる会話や、積み重なっていく縁にあります。常連さんも、初めてのお客さんも、どちらも僕にとって大切な人たちです。

今日もたくさんの出会いがあるといいな。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

現在、絵本『ごちそうおにぎり』のクラウドファンディングも最終盤を迎えています。
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いつも支えてくださる皆さん、本当にありがとうございます。


▼おにぎり絵本「ごちそう」応援ページ
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村田おにぎり
おにぎり屋店主
Murata Onigiri Stand.
ふらふらと居場所の定まらない生き方をしています。
食べること・書くこと・楽しいこと大好き

元小学校教員
おにぎりを通して”食べる楽しさ”を共有していきたい

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