教員をやめた二人が、それでも子どものそばにいる理由

絵本の共同制作者、やまみさんがnoteにこんな記事を投稿していた。

note(ノート)
「絵本作家は、読み聞かせをしなくていい」|やまみ はじめに|自己紹介とタイトルについて。 こんにちは。私は、フリーのイラストレーターの「やまみ」と申します。 私は普段イラストレーターとして、個人さまや企業さまから...

読んでみたら、これまで知らなかったやまみさんの過去の話が書いてあって驚いたのと同時に、もうすぐ完成する絵本「ごちそう」をより広めたいなという気持ちになった。


やまみさんが教員をやめた理由

イラストレーターとして活躍するやまみさんは、教員免許を持っている。
かつて教員を目指していたらしく、大学では教育系の学部に通っていたみたい。

でも、教育実習で授業をした時に、子どもたちの「わからない」という反応にショックを受けたらしくて「自分は子どもに関わっちゃいけない人間なんだ」と感じ、教員になるのをやめたと書かれていた。

それを読んで自分も教育実習のときに味わった苦い経験を思い出していた。

教育実習で行った授業は、自分もまったく手応えはなく、終わった後にたくさんご指摘をもらった。
あのときはやはりショックだったけど、教育実習の指導担当だった先生が地元の先輩でとても優しい方だった。

だから折れずになんとか教員の道を目指し続けることができた。

一斉授業の、どうしようもない難しさ

子どもたちの「わからない」っていうリアクションは、教員になってからも、なくなるものではなかった。

20人から30人の教室で一斉授業をすると、どうしても中間層に向けた授業になってしまう。

学力の高い子に合わせると、自信のない子がついてこれない。逆に、なかなか理解できない子に丁寧に合わせると、学力の高い子が退屈してしまう。

そのバランスをとりながら工夫しているのが、今の学校の先生たち。1対1の授業なら誰でも教えることができるけど、これだけ大勢に勉強を教えているところが、現役の先生がプロである理由。

自分も3年間やってみて、毎回それと格闘してた。「わからない」「つまらない」という顔を見るたびに、なんとかしたいと思いながらも、なんとかしきれない歯がゆさはずっとあった。

それが教員をやめた直接の理由ではないけど、子どもに教えることの難しさは骨身にしみた。


それでも、二人とも子どものそばにいる

やまみさんは今、イラストレーターであり絵本作家として活躍されている。

最近は、絵本の読み聞かせを通して子どもたちと関わる機会が増えているみたい。
読み聞かせの場面を何度か見せてもらったことがあるけど、一人ひとりの反応を見ながら、その場の空気に合わせて進めていくのがすごくて。

子どもたちとの関わりの中で得てきた気づきが、どんどん読み聞かせにブラッシュアップされてきたんだろうなというのが伝わってきた。素直に、すごいなと思った。

僕はと言えば、おにぎり教室や出前授業、キッズデイキャンプみたいな活動の中で、子どもたちと関わらせてもらっている。

子どもの反応って、良くも悪くも素直で、楽しい時は本当に楽しいんだなっていうのが、ちゃんと伝わってくる。
その反応が返ってくるのが、すごく嬉しい。授業の時とは違う種類の喜びというか。勉強の「わかった」じゃなくて、ただ楽しんでいるっていう、その反応が。


絵本ができたら、読み聞かせへ

教員をやめた二人が、それぞれ違う形で同じように子どものそばにいる。
その現状が、なんかちょっと嬉しかった。

いま、やまみさんと一緒に絵本を作っている。完成したら、読み聞かせができる場所を一緒に探していけたらと思っていて、そこからまた新しい何かが生まれていくような気がしている。

あっという間に、その日が来そうな予感もある。

おにぎり教室や出前授業は、材料費だけいただいて、講師代はもらっていない。
教育現場の予算が限られているのは、教員だった頃から知っていたから。

そういう場所に呼んでもらえること自体が、僕にとって、お金を頂くことと同じくらいありがたい機会だから。

現状、おにぎり屋として稼いだお金を、子どもたちとの活動に回したりしている。
おにぎり屋の儲けなんてたかが知れてるから、ときどきこんなことやってていいのか?なんて気持ちになったりもするけど。それでも好きな活動だから、工夫しながら続けていきたい!

でもゆくゆくは、別の事業で稼いだお金をおにぎり屋の活動にまわしたいし、たくさんの子どもたちに無料でおにぎりを食べてもらう機会を増やせたらなと思ってる。

もし活動を応援してくださる方がいたら、ぜひおにぎりを買いに来てもらえたら嬉しいです。おにぎりも試行錯誤しながら心をコメて作っています!

みなさんからの「おいしい」の声が日々の心の支えです😌
これからもおいしく食べてもらえるように精進します。


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