こんにちは!村田おにぎりです!
今回の話題は「子どもに摂らせたくない食品添加物」についてです。
『子どもに食べさせる食事、できるだけ安全で健康的なものを選びたい』そう考える親御さんは多いでしょう。
しかしスーパーやコンビニで手に取る食品の多くには、保存性や見た目、味を良くするための「食品添加物」が含まれています。
もちろん、食品添加物は国の基準に基づいて使用されており、すぐに健康被害が出るわけではありません。
それでも、成長期の子どもに長期間摂取させ続けることによる影響については、多くの専門家や保護者が懸念を示しています。
本記事では
- 食品添加物が子どもに与える可能性のある影響
- 特に注意したい食品とその理由
- 添加物を減らすための食品選びや食生活の工夫
をわかりやすく解説します。
危険性ばかりを煽るのではなく、安全に付き合うための具体策も紹介しますので、日々の子育てや買い物に役立ててくださいね😊
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食品添加物が子どもに与える影響

食品添加物は国の安全基準を守って使用されているとはいえ、体がまだ発達段階にある子どもは、大人よりも影響を受けやすい可能性があります。
ここでは、専門家や研究で指摘される主な3つの影響分野を紹介します。
①成長・発達への影響
子どもの体は、骨・筋肉・臓器などが急速に成長している時期です。
一部の食品添加物(発色剤や、保存料など)は、大量または長期的な摂取により、発育に影響する可能性が指摘されています。
特に臓器や神経系は成長初期に敏感なため、必要のない負担を避けることが望ましいとされています。
参照:UNC Health Talk
②アレルギーや免疫低下のリスク
着色料や保存料の中には、アレルギー反応を引き起こすことがあるものも存在します。
例えば、人工着色料のタール色素は、一部の子どもで皮膚症状や呼吸器症状を悪化させるケースが報告されています。
また、食品添加物による腸内環境の乱れが、免疫機能低下と関連する可能性も指摘されており、アレルギー体質の子どもは特に注意が必要です。
参照:newswise
③行動や集中力への影響
海外の研究では、人工甘味料や一部の着色料が、子どもの多動性や集中力低下と関連している可能性があると報告されています。
英国やEUでは、特定の着色料に「子どもの多動性に影響を与える可能性がある」との警告表示を義務付けています。
日本では同様の表示義務はありませんが、学習や生活習慣への影響を考えると、必要以上の摂取は避けた方が安心でしょう。参照:PubMed Central
食品添加物にはメリットもある

食品添加物は品質保持や見た目・味の向上のため
食品添加物の役割3点
- 食品の品質保持(腐敗や変色を防ぐ)
- 食感や風味の向上
- 栄養強化(ビタミンやミネラルの添加など)
日本では、厚生労働省が安全性を評価し、「使用してよい成分」と「使用量の上限」を厳しく定めています。
添加物の種類と使用目的
- 保存料:食品の腐敗を防ぎ、日持ちを良くする(例:ソルビン酸)
- 着色料:見た目を鮮やかにする(例:カラメル色素、赤色○号)
- 甘味料:砂糖以外で甘みをつける(例:アスパルテーム、ステビア)
- 酸化防止剤:油脂や果物の酸化による変質を防ぐ(例:ビタミンC、エリソルビン酸)
- 香料:香りを付け、食欲を引き立てる(例:バニリン)
- 増粘剤・安定剤:とろみやなめらかさを出し、品質を安定させる(例:ペクチン、キサンタンガム)
食品添加物のメリット3点
- 保存性の向上
腐敗やカビの発生を防ぎ、食中毒のリスクを減らす。特に子どもは食中毒の影響を受けやすいため、安全確保に役立つ。 - 衛生管理の向上
流通過程での品質劣化を防ぎ、遠方への輸送や長期保存を可能にする。 - 食品ロスの削減
賞味期限を延ばすことで廃棄を減らし、環境負荷の低減にもつながる。
日本の食品添加物に関する基準は比較的厳しい

日本での規制と安全基準
日本の食品添加物は「食品衛生法」に基づき、厚生労働省が安全性を確認したものだけが使用を許可されています。
使用できる食品や最大使用量も細かく規定されており、「保存料はこの食品には使えるが、この食品には使えない」といった制限もあります。こうしたルールにより、市場に出回る加工食品は基本的に安全とされています。
日本と海外の食品添加物事情
- 日本
使用が許可された添加物だけがリスト化され、それ以外は使用できない - アメリカ
長年の使用実績や専門家の合意があれば必ずしも国の許可を必要としない - EU
特に「着色料・保存料」の使用料制限が厳格

安全性評価の限界と注意点
安全性試験はある程度の信頼性を与えてくれるものの、すべての健康影響を完全に予測できるわけではありません。
特に、複数の添加物を同時に摂取した場合の「複合影響」や、長期的な影響については、まだ科学的に解明されていない部分があります。
子どもが摂りやすい注意すべき食品と含まれる添加物

子どもが摂りやすく注意が必要な食品と理由
- 加工肉(ハム・ウインナー・ベーコン)
- 保存料・発色剤(亜硝酸ナトリウム)→ 発がん性物質生成の可能性
- 塩分過多 → 腎臓や血圧に負担
- 清涼飲料水(ジュース類)
- 合成着色料・人工甘味料・香料の使用あり
- 高糖分 → 虫歯・肥満・情緒不安定のリスク
- お菓子(駄菓子・カラフル菓子)
- 合成着色料・香料が多い
- 一部海外で使用制限の例あり
- ドライフルーツ
- 漂白剤(亜硫酸塩)や砂糖添加の可能性
- 敏感な子ではアレルギー反応も
- 菓子パン
- 添加物(膨張剤・乳化剤・保存料・人工甘味料)が多い
- 高糖質・高脂質 → 栄養バランスの偏り
食品添加物の摂取を減らすための食品表示の見方

食品ラベルでチェックすべきポイント
- シンプルで分かりやすい原材料名
- カタカナばかりの食品ラベルは添加物が多い傾向あり
- 添加物は後ろに行くほど少量
- 原材料は使用量の多い順に記載されるため、添加物が最初の方に来ている場合は注意。
- 「無添加」「不使用」を信用しすぎない
例えば「保存料不使用」とあっても、他の添加物が使われているケースも。表示全体をチェックすることが大切。
避けたい添加物リスト例
- 合成着色料(赤色○号、黄色○号など):アレルギーや多動性との関連が報告される場合あり
- 発色剤(亜硝酸ナトリウム):加工肉の色を保つが、発がん性物質生成の可能性
- 人工甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど):腸内環境や血糖調整への影響が懸念される
- 防カビ剤(イマザリル、OPPなど):輸入かんきつ類などに使用されることがある
- 漂白剤(亜硫酸塩など):ドライフルーツや漬物などに使用される場合がある
安全性が高いとされる表示の見極め方
- 原材料がシンプル
- 「大豆(国産)、食塩」など、調味料や素材だけの表示は安心感が高い。
- 天然由来・食品由来の添加物が中心
- ビタミンC(酸化防止)、クエン酸(酸味料)など、自然界にも存在する成分は比較的安全性が高いとされる。
- 「有機JAS認証」や「オーガニック表示」
- 農薬や化学肥料、合成添加物の使用が制限されているため、全体的に添加物が少ない傾向。
食品添加物を減らす食生活の工夫

①手作り料理を増やす
- 作り置きを活用する
休日におにぎり、スープ、下味冷凍などをまとめて作っておくと、平日の加工食品依存を減らせます。 - 簡単レシピをレパートリー化
5〜10分で作れる副菜や汁物を決めておくと、外食や総菜に頼らずに済みます。 - 子どもと一緒に調理
料理への興味が高まり、加工食品やお菓子への依存を減らすきっかけになります。
②無添加・低添加ブランドを選ぶ
- スーパーでも見つかる無添加商品
「無添加ポテチ」「香料不使用ジュース」など、日常の買い物で選びやすい商品をチェック。 - 生協や宅配サービスの活用
添加物を極力減らした商品を扱う宅配サービスは忙しい家庭の味方。 - ブランドの方針を調べる
メーカーによって「使わない添加物」が異なるため、信頼できるブランドを決めておくと選びやすい。
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③デトックス効果で体の内側からキレイに
- 食物繊維の多い食材を意識
野菜、果物、海藻、きのこ類は腸内環境を整え、不要な物質の排出を助けます。 - 水分補給は水・麦茶が基本
水分代謝を促し、体内の老廃物や余分な添加物をスムーズに排出。 - 発酵食品を毎日少しずつ
納豆、ヨーグルト、味噌汁などが腸を元気にし、免疫力の維持にもつながります。 - 旬の食材を選ぶ
旬の食材は栄養価が高く、輸入品よりも農薬や防腐剤使用が少ない傾向があります。
まとめ:子どもの健康を守るために、食品添加物と上手に付き合おう

本記事では、「食品添加物が子どもに与える可能性のある影響」から、避けたい食品・食品表示の見方・日常でできる食生活の工夫までを解説しました。
ポイントは次の3つです。
- 食品添加物は国の基準内なら基本的に安全だが、成長期の子どもは影響を受けやすい
- ラベル表示をチェックし、できるだけ無添加・低添加の商品を選ぶ
- 手作りや旬の食材、発酵食品を取り入れて体の負担を減らす
食品添加物を完全に避けるのは難しくても、日々の選び方や食習慣を少し変えるだけで、摂取量を大きく減らすことは可能です。
危険性ばかりを気にするのではなく、「知って選ぶ」ことが子どもの健康を守る第一歩になりますよ😊

