こんにちは!村田おにぎりです!
今回は「玄米と雑穀米の違い」についてのお話です。
「健康のために白米以外のごはんを取り入れてみたい」と思ったとき、よく目にするのが「玄米」と「雑穀米」。どちらも栄養価が高く、ダイエットや美容を意識する人に人気の選択肢ですが、「実際にどう違うの?」「どっちが自分に合っているの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、玄米と雑穀米の違いを中心に、栄養価・健康効果・味・調理法・目的別の選び方まで、わかりやすく解説します。
あなたのライフスタイルや体調に合った「健康ごはん」を見つけるヒントに、ぜひお役立てくださいね!🙂
玄米と雑穀米の違いは?そもそも違う穀物を指している!

玄米とは?精米度と特徴を解説
玄米とは、もみ殻だけを取り除いたお米のことで、胚芽やぬか層が残された状態です。
白米よりも茶色く、プチプチとした食感や香ばしい風味が特徴。しっかり噛んで食べる必要があるため、満腹感が得られやすいというメリットもあります。
ただし、消化に時間がかかるため、胃腸が弱い人は注意が必要。炊く前にしっかり浸水させることや、よく噛んで食べることが消化を助けるポイントです。
雑穀米とは?混ぜる雑穀の種類と特徴
雑穀米は、白米に玄米以外の穀物(雑穀)を混ぜて炊いたごはんです。
代表的な雑穀には、黒米・赤米・アワ・ヒエ・キビ・もち麦・ハトムギ・キヌアなどがあり、それぞれに異なる栄養素や風味があります。
「五穀米」「十六穀米」など、何種類の雑穀をブレンドしているかによって名称が異なる場合もあり、雑穀の組み合わせ次第で栄養価や味わいに幅が出るのが魅力です。
ざっくり比較|見た目・味・食感・手軽さの違い
| 比較項目 | 玄米 | 雑穀米 |
|---|---|---|
| 見た目 | 茶色がかった粒状 | 白米ベースに黒・赤・黄色などが混ざる |
| 味 | 香ばしくややクセあり | 穀物によって異なるが、風味豊か |
| 食感 | プチプチ・もちもち・噛みごたえあり | プチプチ・もちもち・種類によって異なる |
| 調理の手間 | 浸水・炊飯にやや時間がかかる | 白米と一緒に炊くだけで簡単 |
| 手軽さ | 初心者には少しハードルあり | 市販のブレンドで気軽にスタート可能 |
玄米と雑穀米の栄養価の違い

玄米も雑穀米も、白米より栄養価が高く、健康意識の高い人に選ばれる主食ですが、それぞれに得意とする栄養の特徴があります。ここでは、栄養成分の違いを詳しく見ていきましょう。
玄米の主な栄養素と健康効果
玄米には、白米では取り除かれてしまう胚芽やぬか層が残っているため、以下のような栄養素が豊富です。
- 食物繊維:腸内環境を整え、便通を促進。腹持ちも良く、食べ過ぎ防止に役立つ。
- ビタミンB群:糖質や脂質の代謝を助け、疲労回復やストレス対策に効果的。
- ミネラル類:体内の代謝や免疫力維持に関与。
- GABA(ギャバ):神経の興奮を抑える作用があり、精神の安定やリラックス効果が期待される。
- ポリフェノール・植物ステロール:抗酸化作用に優れ、生活習慣病予防にも有用。
《カラダに優しい寝かせ玄米はこちら》
雑穀米の栄養素と健康効果
雑穀米は、複数の穀物や豆類をブレンドしているため、栄養のバリエーションが非常に豊かです。
- ビタミン類・ミネラル類: 雑穀の種類ごとに異なる栄養があり、全体として栄養バランスが優れている。
- 食物繊維:腸活・血糖値コントロールに貢献。もち麦や大麦などは水溶性食物繊維が特に豊富。
- 植物性たんぱく質:黒豆、小豆などの豆類が入っている雑穀米は、たんぱく質の補給源にも。
- 抗酸化物質:黒米や赤米などの有色雑穀には、アントシアニンやポリフェノールといった抗酸化成分が含まれており、エイジングケアにも◎。
雑穀米は、一つの穀物に偏らず、少しずつ多種類を摂れるのが最大の強み。単品栄養より「栄養の多様性」を重視する方に向いています。
玄米と雑穀米の比較まとめ
| 栄養タイプ | 玄米 | 雑穀米 |
|---|---|---|
| 栄養の特徴 | 栄養の“深さ”がある(1種類で多機能) | 栄養の“広さ”がある(多種類で多機能) |
| 食物繊維 | 豊富 | 豊富(種類により水溶性・不溶性のバランス◎) |
| ビタミンB群 | 多い | 種類により含有量が変動 |
| ミネラル | マグネシウム、鉄、亜鉛などが豊富 | 多様なミネラルを幅広く摂取可 |
| 特有成分 | GABA、植物ステロール、ポリフェノール | アントシアニン、食物性たんぱく、雑穀由来の抗酸化物質 |
玄米・雑穀米どちらを選んでもダイエットに良い

玄米と雑穀米は、どちらを選んでも健康的な食生活をサポートする役割を担いますが、みなさんの食事が「ダイエット目的」なのか、「健康維持・体質改善目的」なのかで適した選択が変わります。ここでは目的別に解説します。
ダイエット目的なら
- 玄米
- 低GI食品のため、血糖値の上昇が緩やか → 脂肪がつきにくい
- 噛みごたえがあり、満腹感が得られやすい
- 食物繊維で便通改善にも効果的
- ただし、消化にやや負担がかかるため胃腸が弱い人は注意
- 雑穀米
- 食物繊維が豊富で、特にもち麦入りはβ-グルカンによる血糖値コントロールが期待できる
- 栄養バランスが整っているため、食事制限中の栄養不足対策になる
- 白米に混ぜて炊けるので、食事の習慣を変えやすい
「しっかり噛んで腹持ち重視」なら玄米、「食べやすさと栄養バランス重視」なら雑穀米がおすすめ。
健康維持・体質改善目的なら
- 玄米
- マグネシウムやGABAなど生活習慣病予防に役立つ成分が豊富
- 血圧・血糖コントロールに貢献
- 抗酸化作用で老化防止や疲労回復にも◎
- 雑穀米
- 雑穀の多様な栄養素で、ビタミン・ミネラル不足を予防
- カルシウム・鉄分を補える組み合わせも多く、女性や成長期にも向いている
- 有色雑穀による抗酸化効果は美容ケアにもプラス
「特定の生活習慣病リスクを下げたい」なら玄米、「総合的に栄養の底上げをしたい」なら雑穀米が向いています。
目的別おすすめ早見表
| 目的 | 玄米 | 雑穀米 |
|---|---|---|
| ダイエット | ◎(腹持ち・低GI) | ○(栄養補給しやすい) |
| 健康維持 | ◎(特定成分が高濃度) | ◎(栄養の多様性) |
| 美容 | ○(抗酸化・ビタミンB群) | ◎(抗酸化・ミネラル多種) |
| 初心者向け | △(炊き方に慣れが必要) | ◎(白米に混ぜて簡単) |
玄米と雑穀米の『調理のしやすさ・食べやすさ』の違い

玄米ごはんをおいしく炊くポイント
玄米は白米に比べて表皮が硬く、水が浸透しにくいため、炊き方次第で食感や味が大きく変わります。
おいしく炊くためのコツは以下の3つです。
- 長時間浸水(夏なら2〜3時間、冬なら3〜6時間)
しっかり水を吸わせることで硬さが和らぎ、ふっくら仕上がります。 - 圧力鍋や玄米モードを活用
加圧で内部までしっかり火が通り、もっちり食感に。 - 発芽玄米にする
玄米を発芽させるとGABAが増え、香ばしさと柔らかさがアップ。
↓↓カンタンに食べられる玄米はこちら↓↓
雑穀ごはんの上手な炊き方と混ぜ方
雑穀米は白米と一緒に炊くため、手間はほぼ白米と同じです。
ただし、雑穀の種類や配合によって食感や色味が変わるため、いくつかポイントがあります。
- 浸水は白米と同じ時間でOK
市販の雑穀米は加工済みのため、特別な下準備は不要。 - 水加減はやや多め
雑穀は水を吸いやすいため、普段より大さじ1〜2杯ほど水を足すとふっくら。 - 炊飯前に均等に雑穀を混ぜておく
炊きムラを防ぎ、色や食感が均一に仕上がります。
玄米と雑穀米、どっちが自分に合っている?目的別の選び方の違い

玄米と雑穀米はどちらも健康的なお米ですが、ライフスタイルや目的によって向き・不向きがあります。
ここでは、ダイエット・忙しさ・胃腸の状態という3つの視点から、選び方のヒントをご紹介します。
ダイエット中の人におすすめなのは玄米!
玄米は精白されていないため、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で、GI値が低く血糖値の上昇を緩やかにします。
その結果、脂肪がつきにくく、満腹感も長持ちします。
ただし、硬めの食感が苦手な場合は「白米7:玄米3」から徐々に慣らすと続けやすくなります。
忙しいけど健康に気を使いたい人は雑穀米!
忙しい人には、雑穀米がおすすめです。
白米と同じ炊き方でOKなので、準備や炊飯時間はほとんど変わらず栄養バランスをアップできます。
特に、もち麦や大麦入りの雑穀米は食物繊維が豊富で腸内環境の改善にも効果的。
市販の雑穀ブレンドパックを使えば計量不要で、仕事や家事で忙しい日でも続けられます。
胃腸が弱い or 初心者におすすめなのは雑穀米!
胃腸が弱い方や健康米初心者には、雑穀米(白米ベース)からのスタートがおすすめです。
玄米は食物繊維が多く消化に時間がかかるため、胃腸に負担をかけることもあります。
雑穀米なら白米のやわらかさがベースになり、消化しやすくクセも少ないため、初めてでも無理なく取り入れられます。
少しずつ慣れてきたら、玄米や発芽玄米にも挑戦してみると、さらに栄養の幅が広がります。
まとめ|玄米と雑穀米は目的や体質に合わせて選ぶのが正解

玄米も雑穀米も、どちらも栄養価が高く健康に良い食材ですが、特徴や向き不向きは異なります。
- ダイエットや血糖値管理が目的なら、GI値が低く満腹感が持続する「玄米」
- 手軽さや腸活、初心者向きなら、消化しやすく種類が豊富な「雑穀米」
- どちらも栄養面で優れているため、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大切
完全にどちらか一方に絞らなくても「平日は雑穀米、週末は玄米」などの組み合わせもおすすめです。
無理なく続けられる方法で、自分に合ったお米ライフを楽しみましょう😊

